APOLLO（アポロ）｜東洋ピアノ製造株式会社

店頭で聞いて確認できること

• 

  メーカー純正の交換部品を使用しているか？

  ピアノは繊細な楽器です。
  音に直接影響を与える弦やハンマーが純正部品でない場合、元々の音色と大きく異なってくるのは勿論のこと、
  細かいパーツ１つとっても、音色や弾き心地に影響を与えます。
• 

  1年以上の保証期間があるか？

  ピアノは1度購入したら長く使う楽器ですから、保証期間もしっかり確認しておきましょう。

• 新品ピアノの販売及び取り扱いがある店舗である？

  同じメーカーの新品を取り扱っている店舗の場合、メーカーから部品の供給を受け易い為、
  純正部品・純正相当品を使用している可能性が高いと言えます。
  また、店舗の技術者が定期的に新品に触れていることで、新品に近い水準をもって作業にあたると考えられます。

自分で見る、触るなどして確かめられること

• 

  外装の状態が美しいか

  きちっと修理すればどのピアノも同じだとお考えではありませんか？
  音色や弾き心地同様、技術で差が出る部分です。
  写真のように蛍光灯に反射した時の光のブレ具合、傷がある場合補修の具合（上手な技術者が作業すると、
  傷があったことすらほとんどわかりません）を見てみましょう。
  また、ピアノは運送時に傷がついてしまうなどのトラブルが少なくありません。
  購入時の状態をよく確認しておき、ピアノが自宅に届いた際に購入時にはない傷や汚れが無いか、
  しっかり確認をしましょう。
• 

  内部の金属類(ピン・弦)のサビは無いか

  チェック必須項目です。下の画像を参考に確認してみてください。
  尚、ピアノの状態によりますので一概には言えませんが、製造から40年以上経過しているピアノは、
  オーバーホールをしてピン・弦が新品に交換されているとより安心といえます。
  
  ※上の写真が交換前、下が交換後のものです。
• 

  ハンマーは綺麗か、ハンマーに過度な弦溝が無いか

  弦溝はピアノの使用頻度に比例して少しずつ深くなります。
  これによりハンマーが硬化して音がだんだん固くなってしまいます。
  通常ファイリング（表面を研磨する作業）を行う・ハンマーを交換する等の作業を行うことで
  元に近い状態に仕上げます。
  
  ※上の写真が過度な状態、下が適正な状態です。
• 

  鍵盤にがたつきや不揃いはないか、押したらスッと戻るか

  鍵盤の内部に貼られているフェルト類（ブッシングクロスと呼びます）が過度に摩耗していると、
  鍵盤が異様に前後左右にがたつき弾き辛くなることがあります。
  弾いてみて違和感が無いか確認してみると良いでしょう。
  
  また、アクションの不具合等で鍵盤が押したら戻らなくなったり戻りにくくなったりすることがあります。
  併せて確認しておきましょう。
  尚、これらの現象がみられるピアノであっても、実は比較的簡単な作業で治るケースが殆どですので、
  購入前に調整してもらえれば大丈夫です。